僕の運営している情報サイト「わかるWeb」は、WordPress(ワードプレス)で作成しています。
使っているテーマ(表示テンプレート)は「Cocoon(コクーン)」です。
Cocoonは人気のあるテーマなので、多くの方が使われていると思います。
このCocoonには、トップページなどの記事一覧のところに、「ページビュー数(ユーザーがページを閲覧した回数)」を表示する機能があります。
これは、ログインした管理者のみに表示される機能です。
さてある時、僕が「わかるWeb」サイトを見ていると、
記事一覧でページビュー数(PV数)が特に高い記事が目にとまりました。
普段からその記事(ページ)は閲覧数が多いのですが、その日はいつもの倍ぐらいの数でした。
それは、このページです。
↓
PVが急に上がったとは、いったい何が起こったのか?
調べてみるために、まず自分でGoogle検索してみました。
検索キーワードは、「親テーマ」などです。
念のため、自分の閲覧傾向の影響を受けないように、Google Chromeの「シークレットモード」を使いました。
するとなんと
このページがGoogleの「強調スニペット」になっていたではありませんか!
ええ!?
「強調スニペット」だって?!!!
本当か!?
ところで
強調スニペット・・・・・・って
いったいなに?
Goolge検索結果の特別枠「強調スニペット」
強調スニペットとは、Googleの検索結果のさらに上に表示される、特別な枠です。
この画像の赤枠の中のことです。
これは、今回「強調スニペット」に載った実際の画面をキャプチャーしたもので、つまり、「証拠」ですね (〃▽〃)
この「強調スニペット」なるスペースは、いったい何なのか。
Googleの説明によると
「強調スニペット」は、説明のスニペットが上部に表示される、通常の検索結果とは形式が逆の特別なボックスです。
・・・これを読んでも、何のことだかわかりませんね (^^;)
つまりは、上記の画像の赤枠内のようなことです。
強調スニペットは、検索結果の「検索1位」よりも、さらに上の通称「0位」に表示されるのです。
これによって、多くの検索流入が期待できるようです。
このページにたどり着く人はどんな人なのか、想像してみます。
「強調スニペット」に載ったページの検索キーワードは、「親テーマ」や「親テーマ 子テーマ」などです。
つまり、WordPressの「テーマ(表示テンプレート)」に関する検索ワードです。
「テーマ」を調べている人といえば、自分でサイトを作っているか、少なくともWordPressをいじっている人でしょう。
そういう人たちが検索して、この検索結果にある「強調スニペット」を見るわけです。
「WordPressのテーマについて調べる」という絞り込まれた層が、「親テーマ」という絞り込まれたキーワードでこの検索結果にたどりついているのでしょうか。
そうした、比較的絞り込まれた層がターゲットであるためなのか、このページに爆発的なアクセスアップはありません。
また一説には、検索結果のさらに上の「0位」よりも、検索結果の一番上の「1位」の方がクリックされる可能性が高い、という見解もあるようです。
そうすると、一番上のさらに上という位置では、逆にクリックされにくいのかもしれません。
しかし、このページが、普段よりかなり高い閲覧数になっていることは事実です。
Googleによると、「強調スニペット」に表示されるのは、
ユーザーの検索リクエストに対して、ページの内容が強調スニペットにふさわしいと Google のシステムが判断した場合
なのだそうです。
やったー!!
ページの内容がGoogleに認められたんだ!!
ああ、生きててよかった・・・!
もう風呂入って寝よう!
などと言っている場合ではありません。
もっと優れたページはいくらでもあり、いつその地位が交代されるかわかりません。
また、Googleの表示方法やアルゴリズムが変わるかもしれません。
もし皆さんが、「親テーマ」で検索してご覧になったとき、すでに「強調スニペット」に「わかるWeb」のページがなかったら、
より優れたページにとってかわられたか、何らかの理由でその欄から外れたということです。
Googleは、常により良いページを上位に表示しようとしますから、入れ替わりは日常茶飯事です。
さて、今回この記事が「強調スニペット」に載った主な理由を、独自に分析してみました(あくまでも想像ですが)。
- この記事が、(他サイトと相対的に)閲覧者のクエリ(閲覧者の質問)に対して、その答えとなるような内容であった。
- 最初に公開してからも時折更新し、テキストや画像を追加したり情報を整理して、記事の質も量も向上してきた。つまり記事を育ててきた。
(最初の投稿から4年が経っている記事ですが、当初の倍ぐらいの長さになっています) - YouTubeにアップした動画を掲載している。
(「親テーマ 子テーマ」について自分で作った解説動画を載せています)
まず根本的な確認ですが、
Googleは閲覧者の質問に対して最も適切な答えが書かれたと思われるページを上位に表示します。
これは、根源的に変わらない仕組みでしょう。
ですから、少しでもページを上位に上げたいと思うなら、閲覧者の困りごとや質問に、できる限り適切に答える内容を書くことが必要だということになります。
今そして、今注目したいのは「3.YouTubeにアップした動画を掲載している」です。
昨今では、探し物や困り事をYouTubeで検索し、答えを見つけているケースが増えています。
YouTubeはもはや、「Googleの次に使われる検索エンジン」と言われているのです。
ですから、YouTube動画をページに掲載していることが、そのページの評価につながっている可能性は否定できません。
もちろん、動画であれば何でもよいわけではないでしょう。
そのページ内容(つまり、閲覧者のクエリに対する答え)にマッチした動画であることが大切だと思います。
ただし、動画を掲載すればそのページのアクセスアップにつながる、ということではなく、
「掲載された動画を見て閲覧者の役にたったこと」が、結果としてページの評価につながる、といわれています。
ユーザーがしっかり動画を見ることで、そのページの滞在時間が長くなることや、
YouTube動画に設定されたタイトルやハッシュタグ、概要などが、クエリの答えに関連付けられて、Googleから見て閲覧者に役立ったことの手がかりになるのかもしれません。
私たちは、記事でも動画でも、ユーザーに役に立つ内容、ユーザーの気持ちをつかむ内容を提供することが、まずは大事なことでしょう。
今回は、たまたま掲載された「強調スニペット」について思索をしてみました。
さあ、もっともっとクエリに答えた記事をいっぱい書くとしますか!
ではまた!
当記事は「わかるWeb」のメールマガジンの記事を投稿しています。
「わかるWeb」のメールマガジンは好評配信中です!!
いつでも自由に解除できますので、一度是非登録してみてください!
こちらからどうぞ!
「わかるWeb」メルマガ登録
バックナンバーはこちらです。
(2つのサイトにまたがっています)