「親テーマ」と「子テーマ」って何？
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サイト作りやWordPressのお困りごとを、チャット・メール・通話などで受け付けています（無料）。
サポートをしているとき、作成中のWordPressサイトを拝見するのですが、そのときによく話題に上がることがあります。
それは、WordPressの「親テーマ」「子テーマ」のことです。
現在配布されている既存のテーマは、有料・無料問わず「親テーマ」と「子テーマ」を、両方入手できるケースが多いと思います。
テーマの説明に「子テーマ」を有効化するように指示されているケースも、あると思います。
そういう場合には、指示に従って「子テーマ」を有効化すると思うのですが、でも、この「子テーマ」ってそもそも何でしょうか？
何で「親テーマ」と「子テーマ」があるの？
こうした疑問を抱いている方は、これまで結構いらっしゃいました。
ご存知の方は問題ないのですが、あいまいな方は、ここではっきりさせておきましょう。
「親テーマ」を削除してしまうアホな実験
「親テーマ」と「子テーマ」のことは、実は以前このブログに書きました。
この記事です
↓
この記事では、「親テーマ」を削除したらどうなるのか？という、おそらく誰もやろうとはしない実験を行ないました（笑）
しかし、実際に削除しようとすると「親テーマ」は管理画面では削除できません。
それがわかるや、なんと実験者（僕のことです(^^;)）は、サーバー上から親テーマのフォルダを削除してみたのです。
実に乱暴なことです。
その結果、どうなったのか？
「親テーマ」を削除したら、なんと「子テーマ」も一緒に消えてしまったのです。
いや、正確に言うと、物理的には「子テーマ」は存在します。
しかし、「子テーマ」は「一つのテーマとして成立しなくなってしまった」のです。
子供なので、まだ一本立ちできないから・・・
いや、違います。
「親テーマ」と「子テーマ」の両方が揃っていないと、テーマとして機能しないということなのです。
つまり、「親テーマ」と「子テーマ」はその両方がインストールされていることが必要なのです。
詳しくは、記事を読んでください。
「子テーマ」はなぜ必要なの？
さて、「子テーマ」とはいったい何なのでしょうか？
「子テーマ」とは、「親テーマ」と連動した小さいテーマです。
小さいというのは、含まれるファイルが少ないという意味です。
そして、テーマをカスタマイズするには、この「子テーマ」をカスタマイズしていくのがよいのです。
「親テーマ」は、ただあるだけ。
ただし、メインの情報は「親テーマ」にあるので、前述の実験の通り「親テーマ」がなくなったら、「子テーマ」だけではサイトは表示できません。
テーマのアップデートで、カスタマイズ部分が消える？
なぜ、わざわざ「子テーマ」をカスタマイズするのか？
それには、テーマのアップデートが関係しています。
多くのテーマは、機能の維持や向上のために日々更新（アップデート）を続けています。
ところが、テーマをアップデートすると、「カスタマイズした部分が消えてしまう（初期化されてしまう）可能性」があるのです。
カスタマイズ前の状態に戻ってしまう、ということです。
これは、恐ろしいことです。
せっかくカスタマイズした部分が消えてしまったら、取り返しがつきません。
これを回避するために、「親テーマ」の分身である「子テーマ」が登場します。
「子テーマ」はアップデートの影響を受けないのです。だから、カスタマイズは「子テーマ」で行うのです。
言い換えると、「子テーマ」はカスタマイズ専用のテーマなのです。
今回、こうした「親テーマ」と「子テーマ」のことを、わかりやすくKindle書籍にまとめました。
何度も読み返しできますので、よろしければご購読ください。
Amazonの「読み放題」なら、無料で読めます。
【初級者向け】これでわかる！WordPressの親テーマ・子テーマのこと
また、シンプルに説明したYouTube動画もありますので、よろしければご覧ください。
【簡単！】WordPressの親テーマ・子テーマって何？（初級者向け） - YouTube
不測の事態に陥る前に、解決しましょう
サイト作りもWordPressも、いろいろとあいまいなことが多いと思いますが、多少わからなくても、進められることは進めてしまうでしょう。
でも、どこかスッキリしないこと、あるいは疑問が解けずに先に進めないことがあれば、何でもそのままというわけにはいきません。
例えば、もし今回の「親テーマ」と「子テーマ」のことを理解できていず、「親テーマ」だけをインストールしてカスタマイズを続けていたら・・・
テーマがアップデートした時に初期化されて、カスタマイズ部分が消えてしまい、つぎ込んだ多くの手間と時間を失ってしまうことになるかもしれません。
あいまいなことの中には、放置しても影響が少ないこともあれば、すぐに手を打つべきこともある、というわけです。
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ではまた次回！
