WordPress(ワードプレス)の「テーマ」を削除する実験
これまで、当ブログの「アホな実験シリーズ」では、WordPress(ワードプレス)の「テーマ」を削除してきました。
まだ記事を入れる前の空っぽな状態で、あらゆる方法で「テーマ」を削除してきたのです。
でも、なぜ大事な「テーマ」を削除するの?
WordPressが壊れたら、いったいどうするつもりなの?
はい、おっしゃるとおり。
ちょっと乱暴な実験かもしれませんね (^^;)
でも、万一壊れたら、またWordPressをインストールし直せばいいのです。
WordPressは無料だし、いつでも設置できます。
それに、記事を入れる前なんですから、いくらでもやり直しはきくのです。
当ブログでは「WordPressは難しい」というイメージを払拭して、遊び感覚で気軽に扱ってみたいのです。
・・・というか、ただ実験をしてみたいだけなのですが (*^o^*)
さて、今回も新たな実験に取り組むのですが、
その前に、これまで行ってきた「アホな実験(アホ実)」の歴史を超簡単に振り返ってみましょう。
<アホ実>第1回
管理画面から「テーマ」を全て削除してみた
まず最初に、「WordPressの「テーマ」を全て削除したらどうなるのか?」の実験をしました。
その顛末は、この記事をご覧ください↓
かいつまんで説明すると、
管理画面(ダッシュボード)で「テーマ」をひとつひとつ削除していったら、
「最後の一つのテーマ」は削除できない、という状態になりました。
「テーマ」画面に並んでいる各テーマの「削除」リンクをクリックすれば削除できるのですが、
最後に残ったテーマにだけ、その「削除」リンクが表示されないのです!
つまり、もともと「そういう仕組み」になっているのです。
「もうこれ以上テーマを削除できませんよ!」
とWordPressが言っているのです。
<アホ実>第2回
「親テーマ」を削除してみた
次の実験では、WordPressの「親テーマ」「子テーマ」のうちの、「親テーマ」だけを削除してみました。
その顛末は、この記事をご覧ください↓
かいつまんで説明すると、
管理画面で、「親テーマ」を削除しようとしても「削除」リンクが表示されないため、削除できません。
そこで、FTPでサーバーに接続して、「親テーマ」のフォルダを無理やり削除してみました。
なぜって?
どうなるか見たかったからです (^^;)
すると・・・!
管理画面から「親テーマ」が消えると同時に、「子テーマ」も一緒に消えているではありませんか!
同時に、他のテーマが自動的に「有効化」されていました。
「子テーマ」の姿はなく、文字で「壊れているテーマ」と書かれているだけ。
つまり、「親テーマ」がないと「子テーマ」は壊れてしまうのでした。
「親子そろっていなければダメよ!」
とWordPressが言っているのです。
ちなみに、「親テーマ」「子テーマ」って何だっけ?という方は、こちらをご覧ください↓
また、FTPって何だっけ?という方は、こちらをご覧ください↓
WordPress(ワードプレス)はテーマを守っている
これまでの実験結果の通り、WordPress(ワードプレス)は「テーマ」を守っているのです。
不用意に「テーマ」を失わないように、削除できない仕組みになっているのです。
というか、WordPressは「テーマ」がなければ何も表示できないのです。
さすがはWordPress。なかなかやるじゃないか。
実験は、これで終わるはずでした。
しかし・・・
「もう一つ仕事が残っている」と、アホ実取材班(僕)は思ったのです。
いっそのこと、「テーマ」がいくつも入っている「themes」ディレクトリ自体を削除してみたら、WordPressはどうなるのか?
見てみたくありませんか?
僕は見てみたいです。
FTPで、テーマディレクトリ(themes) ごと削除してみる
ディレクトリというのは、フォルダのことです。
「テーマ」が入った大きなフォルダを、削除してしまえ!ということです。
そのとき、いったいWordPressはどうするのだ。
真っ白になって何も表示できなくなってしまうのか?
どこからか煙が出てきて、小爆発を起こすのか?
「やってみないと気が済まない」という安易な精神で、取材班(僕)は早速実験に取りかかりました。
テーマディレクトリ(themes)を削除してみた
まず、管理画面の「外観」→「テーマ」を見てみると、このような状態です。
- 「Simplicity 2」の親テーマ
- 「Simplicity 2」の子テーマ
- 「Twenty Twenty」
現在、この3つのテーマが入っていて、「Simplicity 2」の子テーマが有効化されています。
さて、この状態でFTPでサーバーに接続しみます。
すると、「themes」というディレクトリ(フォルダ)に、これら3つのテーマが入っているのが見えますね。
この「themes」というディレクトリを、3つのテーマが入ったまま、削除してみます。
バシュッ!!(別に音は出ません)
すると、「themes」ディレクトリが消えます。
ここまでは、意図した通りですね。
サイトは表示されるのか?
さて、まずこのとき、サイトのトップページはどうなっているのか見てみましょう。
あれ!?
何も表示されていない・・・いや、違う。
よく見ると
「テーマディレクトリ”simplicity2-child” が存在しません。」
「エラー:テーマディレクトリが空か、存在しません。」
と書いてあります。
”simplicity2-child”とは、「themes」とともに削除された「Simplicity2の子テーマのことですね。
この文字だけが表示されている・・・
テーマディレクトリ(themes)がないと、サイトが表示されないのです。
管理画面(ダッシュボード)はどうなっているのか?
このとき、管理画面(ダッシュボード)はどうなっているのか?
管理画面(ダッシュボード)には、ログインできます。
そして、「外観」→「テーマ」を見てみると、
3つあったテーマがひとつも表示されません。
そして、やはりここでも、
エラー:テーマディレクトリ”simplicity2-child”が存在しません
というエラーメッセージが表示されています。
(Simplicity2の子テーマが有効化されていた状態から「themes」を削除したため、このように表示されているのでしょう)
「テーマ」をインストールし直してみる
よし、では削除したテーマをインストールし直せば、元に戻るのだな。
「外観」→「テーマ」で、テーマの追加をしてみよう。
簡単、簡単、「Twenty Twenty」を選んで、インストールを・・・
あれ?
できない。
見ると、「インストールに失敗しました。 ディレクトリを作成できませんでした。」のエラーメッセージが!
ギャフン!
あ、そうか。
考えてみれば、「テーマ」が入っているディレクトリ「themes」を削除したのです。
つまり、テーマを入れる入れ物がないのです。
入れ物がないのでは、「テーマ」をインストールできるわけがありませんよね。
当たり前でした(^^;)
そこで、削除した「themes」ディレクトリを、再度手動で作成してみます。
これは、管理画面からではなく、再度FTPでサーバーに接続します。
「themes」ディレクトリを作成する
やることは簡単です (^-^)
FTPでサーバーに接続して、ディレクトリ(フォルダ)を作り、「themes」という名前を付けるだけです(パソコン上でフォルダを作るのと同じです)。
そして、管理画面から、再度「テーマ」をインストールすると・・・
今度は「Twenty Twenty」のインストールに成功しました!
ああ、よかった!
入れ物(themes)ができたので、「テーマ」を入れることができたわけです。
あとは、Simplicity2の親テーマ、子テーマをインストールして、実験前の姿に戻りました。
<アホ実>第3回
「themesの削除」まとめ
今回の実験結果をまとめると、以下の通りです。
- WordPressの「themes」ディレクトリを、FTP接続で削除できた。
- すると、サイトのトップページは表示されず「エラー:テーマディレクトリが空か、存在しません。」という文字だけが表示された。
- 管理画面にはログインできるが、このままでは「テーマ」をインストーすることができない。
- 手動で「themes」ディレクトリを作れば、再度「テーマ」をインストーすることができる。
- WordPressは、わりと丈夫だ。
文中のFTP接続の作業は、サーバー管理画面の「ファイルマネージャー」などの機能でもできるでしょう。
「themes」がなければ、サイトが表示できない。
「テーマ」をインストールすることもできない。
でも、WordPressが壊れてしまうわけではありません。
「テーマ」の入れ物の削除なので、表示できるかできないか、というだけの話です。
まあ、理屈を考えれば当たり前ですが、何ごともやってみなければ実感できないアホ実取材班(僕)でした。
さあ、次は何を削除しようかな!?
ではまた次回!
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