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あなたは今「させられ脳」「したい脳」?デキる人は「脳」をこう使う

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今、僕の目の前に、仕事が山積みになっています!(゜Д゜;)


半年以内に取り組む課題

今週中に処理すること

そして、今すぐにやらなければならない仕事!


もっとも、僕の仕事はWeb作業ですから、本物の書類の山がうずたかく積まれているわけではありません。

全てパソコンの中の世界です。


今、爽やかな朝の10:00。

オフィスで、同僚と一緒にそれぞれの作業をしています。


さて、まずは「今すぐ」の仕事から取り掛かります。
「今すぐ仕事」は馴れた作業が多いので、大して悩むことも考えることもなく (^-^:)、サクサク進みます。

 

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ところが・・・


「今すぐ仕事」が終わったら、手が止まってしまいました。

次にやるのは、今週中や半年以内に処理する仕事。

これらの仕事は、よく考えて整理し、試行錯誤しながら進めていくものです。


その前で、止まってしまったのです。

まるで、スピードにのっていた急行電車が急停車したかのようです。


何のことはない。

「気が乗らない」
「面倒だ」

そう感じて、やる気がしぼんでしまったのです。


しかし、傍らでは同僚がスイスイ動き回り、シャキシャキと仕事を進めています!

僕と同じこをとしているのに。

同じように、面倒な仕事も抱えているのに!


でも、それもそのはずです。

彼はいわゆる「デキる人」なのです。


その証拠に、彼は生き生きとしてハツラツと作業しています!(*○*)

僕は鬱々として、しかめ面で腕組みしています。


いや、これは仕方がない。

彼と僕とでは「能力」が違うのだ。


彼は「デキる人」だから、ラクラクと進められるのだ。

僕は凡人だから、彼のようにスイスイとはいかない。

彼と僕とでは、脳みそのデキが違うのだ。


そう思うと、僕は、何だか意気消沈してきました(T▽T)


しかし・・・
この、同僚と僕との差。


この一見「大きな差」は、実は意外にも小さな差であり、しかも、変えることのできる差だったのです。


彼と僕の行動の違いは、「脳の使い方」にありました。

 

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みんな同じ脳からスタートしている

今のエピソードは、「脳」について考えるための例え話で、僕の日常風景ではありません。

「デキる彼」というのも架空の人物です。

もっとも、自分の脳みそのデキに多少疑問があるのは事実ですが・・・ (^-^:)

 

さて、デキる人とそうでない人は、実は「どちらも同じ脳の状態からスタートしている

そう説くのは、医学博士の加藤俊徳先生です。

同じ状態とはすなわち、「人の脳は本来めんどくさがりやだ」ということです。


加藤先生は脳の専門家で、株式会社「脳の学校」の代表です。

彼はなんと、14歳のとき、陸上競技の練習中に「脳だ、体を動かしている脳に秘密がある」と直感したのだそうです!


やがて「脳を鍛える方法」を知るために、医学部へ進みました。

MRIによる脳画像で脳を研究したり、独自の脳のトレーニングメソッドを開発してきました。


今回は、彼の著書『「めんどくさい」がなくなる脳』で説かれている「脳」の秘密を探っていきます。

 

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脳は負担がかかることを嫌う

加藤先生によると、「脳」はめんどくさがりやであり「負担がかかること」を嫌います。


例えば、疲れているとき、眠いとき、不機嫌なときには、脳の処理能力が落ちます。

これはよくわかりますね (^-^)

眠いときは、ものごとを考えたくはありません。

不機嫌なときは、不満やイライラが頭を占めてしまうでしょう。


また、初めてのことをするときや、苦手意識のあることをするときには、やはり、脳の処理速度が落ちます。

脳がフリーズしてしまいます。

日常生活で、しょっちゅうあることですよね。


誰でも、初めてのことや苦手なことはなるべく避けて、慣れたことをしようとする場合が多いでしょう。

その方が事が早く終わるし、気が楽ですから。


「脳」はめんどくさいと感じると、より楽な方、より慣れた方法を選ぶ傾向があるのです。

これが本来の脳の性質で、デキる人もそうでない人も、最初はこうした「めんどくさがりやの脳」からスタートしているのです。


ところが、デキる人はそこから先が少し違います

 

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「楽しいこと、したいこと」を脳は喜ぶ

「脳」の「めんどくさがり」には、例外があります。

それは「楽しいこと、したいこと」をするときです。

「楽しいこと、したいこと」をするとき、脳は喜び、効率よく働いて、疲れにくい

加藤先生はそう説きます。


「工作なら何時間でもできる」

「気がつけば一日中読書をしていた」

そういう場合がまさにそれでしょう。


これを仕事に置き換えると、効率よく仕事に取り組むには「その仕事が楽しければいい」ということになります。


ところが・・・


目の前の仕事が、いつも楽しいとは限りません。

嫌いな作業、不慣れな仕事をやらなきゃいけないこともあります。

現実には、その方が多いかもしれません。


そこで、あなたは思うでしょう。

デキるやつは、そんなときにどうしているんだ?

 

「したくないこと」を「したいこと」に変える

デキる人は、「したくないこと」を「したいこと」に変えている。

加藤先生はそう説きます。


「したくないこと」を無理に続けていると、仕事ははかどらず、質も落ちてきます。

その一方で「したいこと」をしていると、脳は効率よく動き、作業は楽しく早く、しかも高品質で終わるでしょう。


だから、デキる人は「脳」を操縦するのです。
 

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「脳」を操縦する方法

加藤先生によると、「脳」の喜ばせ方、つまり、効率の良い脳の操縦方法はいくつかあります。


方法その1「手順を決める」

脳がめんどくさいと思う理由に、その仕事の「やり方がわからない」「整理ができない」ということがあります。

どうしてよいかが見えないため、めんどくさくなり、投げ出してしまうのです。


これをクリアするには、まずその仕事の内容を理解した後に、作業を分解してみて、できることと、できないことに分けます

できないことは、人に頼んで(あるいはいったん放っておいて)できることを始めていく、などの進め方をしてみます。


こうして、内容を理解・整理して手順をはっきりさせていくことで、脳の負担を軽くして作業を始めることができるのです。


方法その2「成果を見る」

脳の大好物に、「達成感」というものがあります。

「できた!」というやつですね。


この「達成感」という飴玉を脳にあげることで脳を喜ばせてあげて、「めんどくさい」を排除するのです。

成感を感じるためには、「必ず達成できるレベル」「成果を見ることができるレベル」そこまで作業を分解していくのがポイントです。

作業が長大すぎて、できるかどうかわからないというレベルではいけません。


「脳」が嫌がってしまいますから。

 

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方法その3「体を動かす」

「体を動かす」ことで、脳の「めんどくさいを」排除します。

これには医学的な根拠があるようです。


脳の中で「運動」を司る部分は、思考系、伝達系を司る部分の近く(前頭葉)にあるそうです。

だから、運動するとそれにつられて思考系、伝達系のスイッチも入っていくというのです。

激しい運動でなくても、小さな運動でも効果があるのです。

朝のちょっとした運動、作業中の小さな運動などで脳をうまくリフレッシュでして「めんどくさい」を排除できるようです。


方法その4「準備の時間にする」

これはどういうことかというと、最初からガッツリ作業をしようと意気込むと「脳」に負担が大きいということです。

その逆に、「今は準備だけだ」と考えると「脳」がめんどくさいと感じにくいのです。


まあ、いい意味で「脳」を騙すということでしょうか (^-^)

しかも、しっかり準備できているものに対しては脳は負担を感じにくいので、その後の作業開始のときにもはかどりやすいです。


実際よくあるのが、以下のような例です。


「今は準備だけだ」と考えて準備をする。

そして、準備ができてみると「一つだけやってみようか」という気になる。

やがてもっと進んでしまい「3分の1やったのだから半分やってしまおう」と思えてくる。

気がつくと、何のストレスもなく最後までやってしまった。


こういう展開も珍しくないと思います。


こうして、間違ってやってしまえばOKだし(笑)、予定通り準備だけで終わったとしても、次回すぐに始められるから、それはそれでOK。

どっちに転んでもOKな作戦です。


言うなれば、始めるときの「軽くていい加減な心構え」が大事でしょうか (^-^)

「まじめすぎて重い心構え」だと、なかなか始まりません。


「脳」が負担に感じるからです。

 

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方法その5「お気に入りの環境を作る」

「お気に入りの環境を作る」とは、「脳」にとって一番心地よい環境を作ってあげるということです。

例えば、お気に入りのカフェに行って、いつもの席に座り、いつものカフェラテを飲む。

窓の外の木漏れ日を見ながら、かすかに流れる音楽を聞き、誰にも邪魔されない時間でゆったりと作業をする。


「脳」は喜んでくれて、「したい脳」に変身し、強力なパワーを出してくれます。

 

デキる人は無意識に仕掛けを作っている

以上は、加藤先生の提唱する「脳」の喜ばせ方の例です。

他にも、人それぞれに「脳」を喜ばせてうまく操縦する方法はたくさんあるでしょう。

デキる人は、そうした工夫を、無意識のうちにしているのではないでしょうか。


デキる人はきっと、誰よりも「脳がめんどくさがりやだ」ということを知っているのです。


放っておくと脳は動かないものだ。

「脳」の言うがままにしていると、仕事が進まないばかりか、行動範囲が狭くなり可能性も小さくなってしまう。

そういうことを、誰よりも認識しているのだと思います。


だから自分のマインドで、それを変えているのです。

 

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「させられ脳」ではなく、「したい脳」になるように仕掛けを作る。


ときには、面倒なことを自ら請け負ってそれをこなしてみる。

それによって、自分も知らなかった「脳」の新しい面を発見して、少しずつ世界を広げることになる。

そんな「工夫力」を、持っているのではないでしょうか。


ただしそれは、「天から与えられた特別な力である」とは言えません。

もっと身近なことに秘密があると思います。


考え方を少しだけ変える柔軟性があるかどうか。

すぐ行動に移してみるフットワークがあるかどうか。

努力を怠らない気持ちがあるかどうか。

そして、自分の「脳」の力を信じられるかどうか。


こうしたことが、「脳」を操縦する「鍵」になるのではないでしょうか。


さて、僕も、疲れてフリーズした「脳」をリフレッシュして、「したい脳」に変えるために、その辺を歩いてきます (^-^)

 

 

ではまた次回!

 


(当記事の脳についての知識・見解は、加藤俊徳先生の著書『「めんどくさい」がなくなる脳』より抜粋・引用・調整しています)

 

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