爽快に10.7kmを完走。
足がきつかったが、普段より2~3℃低い気温と抑え目な湿度、そして何よりも、時折吹く風に助けられた。
暑い日は、風があるかないかで疲労度は格段に変わってくる。
たとえ微風でも、風が当たると汗が冷やされて体が冷却され、楽になる。
ところで、10.7kmというと「あと300m走れば11kmじゃん」と思うのだが、その300mがきついこともある。
爽快ランではあったが、今日はそんな日だった。
(イメージ)
昼は近所の小さな古い喫茶店で食事。
食べ終わったころ、店の外を大声を出して歩いている高齢者(男性)がいた。
店の人も、何事かと窓の外を見ていた。
店を出ると、その男性が歩道で中年女性と話しているのが見えた
二人は近づいて話しているので、知り合いなのだろう。
だが通り過ぎるときに様子を見ると、どうやら男性はその女性に何か文句を言っているようだった。
やがてその女性は自転車で去ってしまった。
挨拶もしないで迷惑そうに急いで去った感じから、どうも知り合いではなかったようだ。
さらに、その先の横断歩道でも、その男性は怒ったような大声を出して歩いていた。
今度は、まわりに彼と話している人はいない。
男性ただ前を見ながら、周囲に怒声をまき散らして歩いているようだった。
周囲の人たちは、彼を見て距離をとっていた。
この男性に何があったのかはわからないが、こういう光景を目にするたびに、「自分はこうならないようにしよう」と思う。
しかし同時に、自分にも可能性があるのではないかという危惧も沸き起こる。
今だって、思い込みで怒りを抱くこともあれば、自分にしかわからない理由で口げんかすることもある。
そうした感情を制御できないこともある。
そんな自分とこの高齢者と、根本的に何か違うのか?
おそらく変わらないだろう。
この男性と同じぐらいの年齢でカッとなって頭に血が上った時、自分の心に微風を当てて冷静な気持ちに戻れるだろうか。
そんな思いを抱きつつ、曇天の空の下、仕事に戻った。
ではまた明日!