6月11日(水)
パラパラ雨の中をジョギングしようと思っていたが、起きる前に天気予報を見たら8mmの雨の予報だったので、もう少し寝た。
結局、8mmにはならず小雨程度だったが、もう走るには遅すぎたので、経理作業や現状のまとめをやった。
午後、内科の定期受診に行ったのだが、最近勝手に期待しすぎていた自分に気づいた。
これまでも書いたが、ここの先生が「かかりつけ医」になってくれないかなあ、と思っていたのだ。
だが・・・
以下、今日の診察開始時の会話。
先生「大丈夫でしたか?」
僕「え?」
何の前振りもない、第一声がそれだった。
大丈夫って、何のこと?
と思ったが、その先があるだろうと先生の言葉を待った。
先生「雨ですよね」
僕「はい」
先生「雨は大丈夫でしたか?」
え?
雨の中、ここへ来るのが大丈夫だったかってこと?
勝手にそう解釈して、
僕「・・・ええ、大丈夫ですよ・・・」
先生「やっぱり雨が降ると、ジメジメしてねえ・・・」
また言葉が途切れた。
いったい何が聞きたいのか。
というか、何を話させたいのか。
僕「いや、部屋では除湿かけてますから」
先生「ああ、そうですか。それならね。
まあこの季節、いろいろ体に不調が出てくることもありますからね」
ああ、そういうことか・・・
ならばそう聞いてくれればいいのに。
「雨が大丈夫か」とは、生まれて初めて聞かれたかも。
一方、前回までの症状がどうなったかは、いつも聞いてくれないのだが・・・
この医院に来て10ヶ月ぐらいになる。
10ヶ月前、2院にバラバラに通っていた状態から、やっとここに転院してきたのだ。
その当時の嬉しい気持ちはこちら
↓
僕は、「睡眠時無呼吸症候群」や「脂質異常の経過観察」などで、長期にわたって診てもらうことが必要だ。
普段はいたって健康で、深刻な状態ではないが、継続的なお付き合いになる。
だから10ヶ月前、「できればかかりつけ医として通いたい」と僕は(勝手に)思っていたのだった。
ところがその後次第に
「この先生、ちゃんと話を聞いてくれているのかなあ」
「ちゃんと診てくれているのかなあ」
と思うようになった。
月1回は通院し、先生にはできるだけ詳しく報告してきた。
穏やかで、悪い人ではないし、聞けば通常の説明はしてくれる。
だが、本音で今後のことを相談しても、今ひとつこちらの話が伝わっていない気がするのだ。
大事だと思う説明の途中で言葉を挟んできたりするので、何度も言い直す。
最近ではそれがストレスになってきた。
患者の回転を急いでいるのか?
先生自身の考え方も、いまだによくわからない。
別に、細かいことをつっついてクレームを言いたいわけではない。
だが最近思うのは、ここはかかりつけ医ではないな・・・
ということだった。
穏やかで、一見安心感がある先生。
予約システムもスムーズで便利。
だが、今後の自分の体のことを話しても、その時問題になっている症状の根本的な改善について相談しても、常に、一般的なぼやけた答えしか返ってこない。
定期的な採血も、都度こちらから申し出ないと気づいてくれない。
自分でスケジュールを気にして、Googleカレンダーで管理しているのだ。
そんなものなのだろうか?
あるいは、先生に伝えるべきなのだろうか?
「かかりつけ医としての意見をください」と・・・
先生がパソコンに入力しながら、言った。
先生「ええと、ジョギングしているんですよね。
だいたい何分ぐらいというか、どのくらい走ってるんですか?」
これ、今まで何度も話したことだ・・・
先生も、かなり前にパソコンで情報として打ち込んでいたと思う。
忘れているのだろう。
僕「・・・普通は10kmぐらいです」
先生「え!そんなにですか!へえー!」
まるで初めて聞いたことのように驚き、そしてまた、ただの言葉として消えていってしまう。
自分がイメージしている「かかりつけ医」とは、特別な先生ではなく、
個々の患者に個々のアドバイスをくれる先生だ。
その患者の体や状況から、患者にマッチしたアドバイスをくれる先生だ。
でも、自分が勝手に期待をかけているだけで、そんな想像に近い医師などいないのかもしれないなあ、と思う今日このごろだった。
ではまた明日!