8月9日(金)
ジョギングなし。
走りたかったのだが・・・
まだ外注向けの発注書が出来ていないし、作業も溜まっているので、少しでも進めようと思ってやめたのだった。
やはり、朝の2時間、特に集中できる早朝の時間は大きい。
午後、編集の外注さんとの初めてGoogle Meetでミーティングをした。
僕はGoogle Meetはあまり使ったことはなく、相手がそのリンクを送って来る時ぐらいなのだが、まあ何でも構わない。
そして、その打合せが非常に良かった!
ジョギングを休んで準備して正解だったと思えた。
この人は、まだ本契約するかどうかは決めていない。
まず最初のトライアル作業のための打ち合わせだった。
ところが話し始めてみると、トライアル作業どころか、もし今後も依頼したらということで、先々の展望まで話すことができた。
そして、話しているうちにもっと重要なことが出てきた。
僕が前もって送っておいたナレーションを聞いたとき、その人は「ちょっと合わないかな」と思ったところがあったというのだ。
つまり、ちょっと違和感があったという。
それはいったい何だろう?
どこだろう?
これには非常に興味がある。
その答え次第で、彼が内容を理解してくれているか、ストーリーをどう思っているかを知れるだろうからだ。
聞いてみたら、「ある個所で、ちょっと話が飛んでいる気がした」という。
その箇所を聞いてみたら、たしかにそれは理解できた。
つまり、彼が違和感を感じたのは、台本上の問題だったのだ。
特に動画の冒頭部分は内容をかなりはしょっているため、普通のドラマツルギーではちょっと無理な展開もある。
その箇所で、何か違和感を感じたと、彼は指摘してくれたのだ。
これはいい!
もしかしたらこの人は、動画でドラマを作っていくうえで、共に感じて考えてくれる人なのかもしれない、と思った。
こういうのは理屈ではない。
いくら説明しても、わからない人にはわからない。
現に、これまで30人近くの外注さんに依頼してきたが、こうした話が伝わる人はほとんどいなかった。
基本的には、みなさん指示通りに指示の範囲をやろうと徹する。
もちろんそれが外注さんの本文なのだが、僕は今回の編集者の募集でいちばん危惧していたのは、「ストーリーに沿ってこちらが言うことを理解してくれるだろうか?」ということだった。
例えば「物語に沿ってこうしたいので、物語を汲んで組み立ててほしい」といった類いのことだ。
これはかなり高度なことだ。
でも、動画作成ではそれが一番重要なのだ。
同時に、外注さんから見ると余計なことでもある。
だって「具体的に指示された作業以外のことであり、あいまいなこと」なんだから。
余計なことはしたくないというのが、本音だと思う。
当然と言えば当然だ。
ただ、本来台本作成や編集には、多分に演出的意図が絡んでいて、全体を見る力、アイデア、感覚が重要だ。
それは、時間給や作業ボリュームでは測れない作業だ。
というわけで、打合せするうちに、もしかしたらこの人は、僕のチャンネルの運命を変えるかもしれない。
・・・とまで思ってしまった。
もちろんそれは、こちらが彼とどう接するか、何を望むかによるのだが。
とにかく、今日の話し合いは素晴らしかったので、何とかいい方向にもっていきたいと思う。
幸運の女神は、いつまでもそこにとどまってはくれない!
ではまた明日!