
7月30日(水)
ジョギングなし。
区が案内しているとある「検診」のために、歯科に行った。
口内の検診だ。
いつもの歯科は区の検診を受け付けていないらしく、区の指定リストに入っていなかったので、初めての歯科に行った。
その歯科は、指定リストにある近所の歯科で、Googleマップで口コミ・評価がよかったところ。
しかし、ここが驚きの歯科だった・・・
ストリートビューを見てわかってはいたが、かなり古い雑居ビルに入っている。
院内も古く、長年地元密着でやってきたんだなという感じだった。
そして、ちらっと診察室を見てみると、設備も古そうだった。
ちょっと不安になった。
以前、歯医者ジプシーだった頃に行った「口コミはいいけど、設備が古くて不潔な歯科」と同じような空気が漂っていたからだ。
予約して行ったせいか、その時間に他に患者はほとんどいず、すぐに順番が来た。
60代と思しき男の院長だった。
そして診察が始まったのだが、助手の女性が、口の中を見るのに手鏡を持ってくださいという。
よくあることなので、手鏡で自分の口の中を見ていると、なんと先生は素手で僕の口をおさえ、説明を始めたのだった。
え?
この人、手を洗ってるの?
ていうか、素手で患者に触れて診察する歯科って、今まであったっけ?
説明の途中、もう少しで歯に手が触れそうになったが、ギリギリのところで触れかなった。
だが、唇には触れていた。
口をおさえていたんだから。
ふと、横にいる助手の女性を見ると、ちゃんと手袋をしている。
そうだよな、普通手袋するよな。
それから、院長のとりとめのないダラダラした説明が始まった。
全体を通した説明が無く、いきなり細部の説明。
何の事を言っているのかわからないので、都度こっちが質問すると、そのたびに「今言いますから」という。
他の患者の症例写真を見せられて、
「これはガンだ」とか
「ガンではない」とか
「結局まだわからない」とか
断片的な説明が10分以上続いた。
症例写真は、ほとんどが高齢者だった(モザイクやぼかしなどで素顔を隠すこともしていなかった)。
つまりここは、昔から通っている地元の人が多いのだろう。
とにかく、早く家に帰ってイソジンでうがいをしたかった。
途中、ふと先生の手を見ると、何だか白いペンキのようなものが付いていた。
・・・何これ?
ああ、早く帰りたい。
もはやそれだけだった。

長い先生の説明が終わると、助手の人が「じゃあ、口をゆすいでください」と言った。
え?
なんで長い説明の前にゆすがせなかったの?
もしかして、助手の人が、先生の説明を遮らないように気を使ってたの?
何もかもが理解を超えていて、精算を終えると速攻で帰った。
そして、家でイソジンでよーくうがいをして、よーく顔を洗った。
検診の案内用紙を見て、区の担当者に電話で報告した。
「◯◯◯歯科医院に◯◯◯◯検診に行ったんですが、素手で口を触られたんです」
担当の人は驚いていた。
「え?素手で触られたんですか?」
そうだよね。
やっぱりおかしいよね。
担当の人は「確認しておきます」と言ったが、本当に医院に確認したのかどうかはわからない。
しかし、何が許せなかったって、診察のときに即座に拒否できなかった自分が一番許せなかった。
あの時、言えばよかったのだ。
「え?先生手袋しないんですか?」と。
「今まで、どんな歯科でも、先生は手袋してましたけど」と。
悪いけど、先生の手にどんな病原菌があるかわからないし、今はまたコロナも増えているという。
この分だと、他の患者にも同じように接しているだろうから、患者同士で何かうつし合っている可能性もある。
つまり、行ってはならない歯科に行ってしまったのだ・・・
今回、検診だけだからと高をくくっていたが、非常にハイリスクな結果となった。
ここ数日で、熱が出るとか発疹が出るとか、何事もないといいが。
そして、やはりGoogleマップで評価が良くてもそのまま鵜呑みにせず、他のサイトでも重ねて見ておく必要があるな。
わかってはいたが・・・
ではまた明日!